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【失敗しても大丈夫】歯科衛生士が心を立て直す3つのステップ

スキルアップ

患者さんの口腔ケアを任される歯科衛生士の仕事。
正確な技術と丁寧な対応が求められるからこそ、ちょっとしたミスでも「自分は向いていないのかも」と落ち込んでしまうことがありますよね。

でも、ミスをしたからといって、それで終わりではありません。
ミスの後にどう向き合うかが、次のステップにつながります。
この記事では、失敗をしたときの心の立て直し方や、自信を取り戻すための考え方を紹介します。

ミスをしてしまった自分を責めすぎないで

歯科衛生士として働いていると、印象採得で患者さんを苦しませてしまったり、器具の準備を間違えたりすることは珍しくありません。
しかし、それを「自分だけの失敗」と思い込む必要はありません。

実際、現場で働く衛生士の方々からは、こんな声もよく聞かれます。

「右手での施術に慣れず、何度も練習を繰り返しました」
「焦ってしまって思うように動けなかったけど、少しずつ落ち着いて対応できるようになりました」

このように、最初から完璧にできる人はいません。
「焦ってもうまくいかないときもある」と自覚するだけで、心が少し楽になります。
ミスを恐れすぎるよりも、「次はこうしてみよう」と前を向くことが、成長の第一歩です。

落ち込みから抜け出すためのメンタルケア3ステップ

① 仕事の悩みを家に持ち帰らない
ミスを引きずってしまうと、心も体も休まりません。
退勤したら仕事モードを切り替えましょう。お気に入りの音楽を聴く、夜はスマホを早めに置く、などちょっとした習慣で気持ちをリセットできます。

② 信頼できる人に話してみる
先輩や同僚に話すと、「私もあったよ」「そんな時期あるよ」と返ってくることが多いです。
話すだけで心が軽くなり、思わぬアドバイスをもらえることもあります。

③ 小さな“できた”を見逃さない
「時間内に終わらせられた」「患者さんの説明がスムーズにできた」など、日常の中にある小さな成功を意識しましょう。
現場でも、「患者さんに“ありがとう”と言われた瞬間が一番嬉しい」という声が多く聞かれます。
その小さな積み重ねこそが、自信を取り戻すきっかけになります。

「環境の違い」で変わるケースも

一方で、同じように頑張っているのに「どうしてもうまくいかない」と感じる人もいます。
そんなときは、“自分の努力不足”ではなく、“環境の相性”を疑ってみてもいいかもしれません。

たとえば、こんな声があります。

「一度退職したけど、待遇や人間関係が良くて復帰を決めました」
「先生や先輩のサポートがあったから続けられた」
「院長から“いていいよ”と言われて、また頑張ろうと思えた」

このように、周囲のサポートや職場の雰囲気が支えになったという声はとても多いです。

つまり、「向いていない」のではなく、「今の職場が合っていないだけ」というケースもあるのです。
無理に一人で抱え込まず、環境を変えることで働く楽しさを取り戻せることもあります。

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失敗を“成長”に変えるための具体的ステップ

  1. ミスの原因を書き出す
     感情ではなく事実ベースで整理すると、次の行動が見えてきます。
  2. 再発防止の行動を決める
     たとえば「器具準備のチェックリストをつける」「不安な症例は事前に復習する」など。
  3. 新しい学びを取り入れる
     勉強会やセミナーで最新知識を得ると、自信とやる気が自然に戻ります。

実際、学び直しをきっかけに「前よりも仕事が楽しくなった」と話す衛生士さんも多くいます。
新しい視点を取り入れることが、自分を立て直す近道になるのです。

失敗はあなたを成長させるステップ

どんなに経験を積んでも、ミスは誰にでもあります。
大切なのは、落ち込む時間よりも、そこからどう立ち上がるか。

周りのサポートを受けながら、少しずつ前に進めば大丈夫。
「焦らず、自分のペースで」——それが長く続けるためのコツです。

もし、今の職場が合っていないと感じたら、無理をせずに新しい環境を探してみてください。
あなたらしく働ける場所は、きっとあります。

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