2025.09.09
【歯科衛生士版】面接前に「志望動機」を見つける3ステップ
「どうしてこの医院を選んだの?」と聞かれて、すぐに答えられる人は意外と少ないもの。
でも、その答えを自分の言葉で持っていると、面接でもブレない軸になります。
今、歯科医院は全国で約6万8000施設。
歯科衛生士のニーズはとても高いけれど、面接で評価されるのは「どんな経験をしてきたか」よりも「なぜこの医院を選ぶのか」という部分です。
動機をきちんと言葉にできれば、選考でも大きな強みになります。
STEP1 自分のエピソードを掘り起こそう
まずはノートを一冊用意して、「成功体験」「頑張って乗り越えたこと」「価値観が変わった瞬間」という3つのテーマで書き出してみましょう。
例えば…
- 大学のボランティアで子どものプラークスコアを25%改善できたこと
- 小児の嘔吐反射にTSD法を使ってリラックス度を3ポイント下げられたこと
- 祖母の摂食嚥下リハビリを見守り「食べる喜び」の大切さに気づいたこと
こうした体験に「状況→役割→行動→結果(STAR法)」をあてはめると、自分の経験がストーリーに変わります。
成功体験だけでなく、うまくいかなかったことや悔しかった経験も残しておくと、動機に深みが出ますよ。
書き出した後は「続けたいこと(Keep)」「改善したいこと(Problem)」「新しく挑戦したいこと(Try)」に仕分けてみてください。
自分が本当に情熱を持てる分野が見えてきます。
STEP2 志望動機を4つの要素で組み立てよう
志望動機の型はシンプルに「結論・理由・貢献・未来ビジョン」の4つ。ここに「応募先の特徴」と「自分の強み」を重ねるとオリジナリティが出ます。
実際、面接では「数ある歯科医院の中で、なぜうちなのか?」と聞く院長先生がほとんど。だからこそ、この4つを押さえておけば説得力のある答えになります。
たとえば…
- 訪問歯科に力を入れている医院なら「摂食嚥下認定士を目指したい」という未来像を盛り込む
- 審美歯科が得意なら、自分のホワイトニングの経験をアピール
- リコール率が高い医院なら「LINE動画でセルフケア支援をしたい」と提案する
さらに、数値で裏付けできると説得力が一気にアップします。
「小児患者のプラークフリー率を65%から80%に改善した」「SRP実施率を3か月で10%向上させた」など、数字があると信頼されやすいんです。
STEP3 履歴書と面接で魅せるコツ

履歴書は200〜300文字を目安に、最初の一文で結論をズバッと書き、その後に理由→貢献→未来ビジョンと流れるように構成すると読みやすいです。
面接では「PREP法」に「データの裏付け(Evidence)」をプラスしてみましょう。
例えば…
「貴院のフッ化物洗口プロジェクトに挑戦したい(結論)
→実習で450人の小学生に指導し、DMF指数0.9を達成した(理由)
→進行管理を徹底し遵守率98%だった(具体例)
→だから地域のう蝕予防に貢献できる(結論)」
この流れを60秒くらいで話せると好印象です。スマホで録音して練習すると、自然に話せるようになりますよ。
新卒・ブランクあり・経験者 それぞれの強み
新卒
臨床経験は少ないけれど、その分「学びの吸収力」が最大の武器です。
例えば「学生実習で口腔保健指導を担当し、担当グループのプラークスコアを20%改善した経験」などは立派な実績になります。知識も最新なので「新しいことをすぐに取り入れられる」という強みを前向きに打ち出すと好印象です。
ブランクあり
家庭や他職種で培ったスキルを歯科に置き換えることが大事です。
例えば「子育てで身につけた時間管理で、朝の家事を1時間以内に終わらせている」なら、それを「診療のピークタイムでも効率よくチェアを回せる」とつなげられます。
また「地域ボランティアで高齢者と接してきた経験」を「患者さんとの信頼関係づくり」に活かす、と具体的に語れると説得力が増します。
経験者
数字や成果で即戦力をアピールしましょう。
例えば
「担当した患者さんの歯周ポケット改善率が70%以上だった」
「ホワイトニング症例を年間50件以上担当し、患者満足度アンケートで平均4.8点を獲得した」
などは強力な材料です。
さらに「後輩へのブラッシング指導ロールプレイを毎週実施していた」といった教育的な取り組みも加えると、リーダーシップや育成力を持った人材として映ります。
応募先リサーチで差をつけよう
医院のHPやSNSを見て「理念」「患者層」「スタッフの雰囲気」を調べてみましょう。
例えば「ママ世代の予防歯科」に力を入れている医院なら、自分の強みをそこに結びつけると動機がぐっと具体的になります。
院長先生がどんな学会発表をしているかまで調べて、そのキーワードを志望動機に盛り込むと「この人、ちゃんと調べてるな」と思ってもらえます。
自分らしい強みを伝えるストーリー術
話すときは「課題→行動→成果→学び」の順番で。
「小児のブラッシング拒否に対してゲーム感覚の指導をしたら、1か月で虫歯リスクが2ランク改善しました。」
こんなふうに具体的に言えると、再現性のある人だと伝わります。
動機を言葉にすれば未来が動き出す

動機はただの志望理由ではなく、未来のキャリアと医院をつなぐ大切なピースです。
今日からできることは3つ。
- 自己分析ノートに30トピック書く
- 気になる医院を3つピックアップして比較する
- 半年後の目標を設定してみる
これだけで、あなたのストーリーは一気に説得力を増します。
「自分に合う医院がわからない…」と迷うときもあるかもしれません。
そんな時こそ、自分の価値観や目標を大切にしてください。
きっとあなたに合う場所が見つかり、そこで長く輝き続けることができるはずです。