トリートメントコーディネーター(TC)は歯科衛生士はじめ歯科医院のお役立ち資格
歯科衛生士の皆さんこんにちは。
皆さんはトリートメントコーディネーターという資格をご存知ですか?
様々な資格がある歯科業界ですが、その中でもトリートメントコーディネーターは治療そのものについての資格ではありません。
受講資格要件は「歯科医院勤務または歯科医療関連業務に従事している者
」。
そのため、歯科衛生士だけではなく、歯科助手や受付も取得できる資格です。
・トリートメントコーディネーターってどんな資格?
・トリートメントコーディネーターを持っているとどんなメリットがあるの?
そのモヤモヤにお答えしていきます!
トリートメントコーディネーターは最短1日で取得できる資格
トリートメントコーディネーター(通称TC)とは、日本歯科TC協会が実施するTC資格認定制度を経て得られる資格です。
TC資格認定制度とは…
歯科医院にとって必要不可欠な「患者コミュニケーション」「最新治療、最新予防」「医院経営」についての講習会及び認定試験を行う制度です。TC資格認定制度は生涯学習をテーマとしたクラスアップ資格制度で、各々のキャリアプランにあった継続的な学習が可能となっております。下記の6つのCを題材とした6科目の認定講習、認定試験を実施し、一流のトリートメントコーディネーターを目指して頂きます。【日本歯科TC協会HPより】
http://www.tcj.or.jp/shikaku.htm
資格のクラスは
- Activity Leader
- Basic Instructor
- Advanced Instructor
- Master
の4つに分かれています。
クラスが上がるごとに、より専門性の高い知識を求められるようになります。
Advanced Instructor資格者以上になると、協会のインストラクターとして講習を行えるようになります!1日で講習から試験まで受けることができるので、受講したその日のうちに手に入る資格なんです。
トリートメントコーディネーターは知識やコンサルティング、歯科医院マネジメントも学べる資格
トリートメントコーディネーターで学ぶことができるのは主に3つです。
- ・患者コンサルティング力
Communication コミュニケーション Coaching コーチング
- ・知識力
Cure 治療 Care 予防
- ・経営・マネジメント力
Cooperation チーム医療 Commitment 経営参画
治療技術そのものではなく、
- 患者様が何を悩んでいるのか
- どの治療方法が最適か
- 歯科医院の経営に必要なもの・無駄なものは何か
などを学ぶことができるので、歯科衛生士だけではなく、歯科助手や受付、経営管理側にとっても勉強する点は多いのではないでしょうか?
また、勉強という点だけではなくトリートメントコーディネーター資格保有者にはバッジが与えられます。
目に見えるかたちで資格が残るのもいいですよね。
「医院職員全員がトリートメントコーディネーター」というのも医院からするとアピールになりますね。
トリートメントコーディネーターという肩書きは来院患者様に安心を与えてくれる
上記で説明したように、トリートメントコーディネーターは技術そのものを身につける資格ではありません。
- 「どう患者様と治療を進めればいいか」
- 「より患者様に寄り添うにはどうすればいいか」
これらを学び、身につけるための資格です。
歯科医師と患者様の間に入りご要望やご意向を確認する立場として活躍する歯科衛生士や歯科助手。
また、歯科診療所の顔として患者様を迎える受付や、人事や歯科診療所の経営を考える内部管理。
歯科医院の職員全員が、実際にそれぞれの実務に活かすことの出来る資格です。
「トリートメントコーディネーターの資格を持つ歯科衛生士なので、
安心してお悩みをお聞かせください」なんて言ってもらえたら患者様も安心できますね。
トリートメントコーディネーターが何か分からないとしても「きちんと勉強して資格を取得している歯科衛生士なんだ」というだけで患者様にとっては十分安心材料にはなるのではないでしょうか。
歯科医院の資格補助制度を活かしてトリートメントコーディネーターにチャレンジ!
いかがでしたか?
今回はトリートメントコーディネーターについて、歯科衛生士はじめ歯科医療従事者の皆様に
ご案内してみました。
「歯科医院従業員全員が取得できる資格」というものはなかなか珍しいと思います。
実務にも活かすことができ、医院のアピールにもなり、かつ資格欄に記入することもできる資格です。
あなたの勤める歯科医院は資格取得の補助はしてくれますか?
もし資格補助のある歯科医院なら、ぜひトリートメントコーディネーターにチャレンジすることをお勧めします!